Tricksters2ッ


「えっ? そんな意味じゃ……」


 ゼン所長は、面白そうにクスクス笑いながら私の目の前に立つ。

 背の高い彼を気まずそうに見上げた。


 胸が高鳴る。何度見つめ合っても慣れない。


 私だけ、こんなに彼のことが好きだなんて……



「ん……」


 長い指が首筋を撫でてきた。私の体を知り尽くす狡い指先だ。


「ユカリの隣は、俺じゃないのかよ?」