「薄いブルーの花が咲くんだよな。淳一の結婚式までには咲きそうだ」
その横顔は楽しそうで、ちょっとのジェラシーにまた目眩がする。
「李花ちゃんは、妊婦だからフンワリとしたドレス着るんだってさ……色は何色だろう? 淡い色が似合いそうだよな」
「人の心配してないで、仮眠とってください!」
こんな自分、全然可愛くなんてない。嫉妬と独占欲ばかりが増殖して、嫌になる。
「ユカリなら、どんなドレス着たいんだ?」
ゼン所長が、椅子を回転させて私に流し目を送ってきた。
綺麗な二重は、何を考えているかわからない。
私は、仮眠を勧めただけなのに……



