Tricksters2ッ



「やめるんじゃーっ!!!」




鼓膜を突き破って、脳細胞が死滅しそうなくらいのばあちゃんのデカい声。


俺たちは、折り重なって、動きを止める。



「年寄りの前でイチャイチャするんじゃないと、言っとんじゃ! 淳一!」



「イチャイチャなんてしてねーし、なんで俺だけ怒られるんだよ!」



組み敷いていたゼンが俺の腰に手を回した。


「なんだ、淳一。俺とこうなりたかったのか? 最初から言ってくれたら、いつでも相手するのに」


ゼンの手がスルリと俺の頬を撫でた。


「ぐわっ、ありえねー! 気色悪いことすんじゃねーよ!」


「淳一から抱きついてきた」

「抱きついたんじゃねー! 飛びかかったんだ!」



「きゃー、襲われるー」



「おまえ……棒読みだぞ……」



「うん、ごめん。これ以上気色悪くて、無理」