「おまえ、まさか俺が面接に来たら不採用にしろ、とか裏で手を回してたりさないよな?」
「さあな?」
ゼンを睨みつけると、奴の目が不自然な程に泳いだ。
「おまっ! ムカつくーっ!」
コタツから出てゼンに飛びかかる。
胸ぐら掴んで廊下に叩きつけた。
「痛いっ! たんこぶできたら、どーすんだよ! 優秀な脳細胞が千個単位で死滅しちゃうだろ!」
「くだらねーことばっか思いつく脳細胞なんて、死ね! 死ね! 死ねー」
「あー、我慢の限界点オーバー!」
ゼンに反撃されて、木の廊下に叩きつけられる。
負けねーし!
足を払って、転がりながら揉み合いになる。
廊下の板がギシギシ音をたてた。



