Tricksters2ッ



 ゼンが頬杖をついてニヤリと笑った。

 ここがオフィス街のど真ん中のあの所長室だったなら、最高に格好いい笑みなんだろうけど

 いくらスーツ姿でも、コタツの傍らで不敵に微笑まれても、なんか可笑しい。



「頑張ったな、必死な淳一はいつ見ても楽しい」


「てめぇが楽しくたって、こっちはちっとも楽しくない! 俺は李花の為に、周りに迷惑かけないように働きたいんだよ!」



「ふーん……はい、採用。ユカリ、書類」






「はあ? トリックスターズで、また働けんのか?」


「まさか、おまえは永久追放した。俺が委任されてる事業主募集の広告に、一人だけ応募があったんだ。これ、見覚えあるだろ?」



「あっ?」

 
 手当たり次第に面接受けたてたから……

 郵便物に紛れ込んでいた『事業主募集!』て、ド派手な広告にも食いついた。


 何の事業だよ……て、疑いつつも一応履歴書だけ送ったんだ。



 その履歴書入りの封筒をゼンが、ビリビリと破り捨てた。