ばあちゃんがホッとため息をついたのは束の間。今度は、ドタバタと子どもみたいな足音が廊下から聞こえた。 「愛子おばあちゃん!」 突然、障子が開いて乱入してきた奴に、脳が反応できるまで数秒かかる。 「ゼン所長! 勝手に人様の家に入っちゃダメですよ! それに靴揃えてください!」 「ゼン所長……ユカリさん……」 李花がポカンと口を開いて、二人を指差す。