Tricksters2ッ



 恐々と李花に触れてみた。


「李花が、母親になるんだ……?」

「なれるかな?」



「なれるよ。きっと最高だ」


 
 李花がもっともっと大切な女になっていく。

 俺、しっかりしないと……



「じゅんちゃん、泣いてる?」


「ああ、嬉し泣き。オヤジやオフクロや、ばあちゃんに報告しに行こう。それに李花の実家にも……俺、また怒鳴られそうだな?」


 李花をそっと抱き締める。大事にしよう。もっと、もっと、大事にしよう。

 これからも全力で李花を守るんだ……


 どんなことが起きたって、俺は大丈夫。アイツに相当鍛えられたんだから。






 でも……一番最初にアイツに報告したかった。

 絶対に馬鹿みたいに喜ぶに決まってるから。