「みーたーぞー。また、キスしたな?」
「ゼン! てめーは、ストーカーかよ!」
打ちつけた頭をさすった。
痛てぇー、小さいタンコブ出来てる。
「香月藍莉と、おまえの婚約話だが、香月グループの一方的な話だ。安心しろ」
「なんで、おまえが言い切れるんだよ!」
「今朝、愛子おばあちゃんに電話で確認したら『そんな話聞いとらん』て言ってたぞ」
「だから、なんでゼンがうちのばあちゃんと電話できる仲なんだよ! それにうちのばあちゃんは、聞いたことも都合が悪ければ聞いてないことにしちまうんだよ! 直接会って、話するからいい」
「そうだよな。香月藍莉を利用して混乱させたのは俺だからな。そのキスの責任は俺にある。
李花ちゃんには俺から謝る」
「ややこしいことするんじゃねーよ」



