Tricksters2ッ



「藍莉ごめん……」


 藍莉の目から涙がこぼれた。

 くそ……本気だ……



「謝らないで……


 さっき、淳一が拍手してくれたのが嬉しかった。私、何もわかってなかった。甘えてた。それを教えてくれたんだよね? ありがとう……だから、淳一」


「ごめん、わかったから、もうやめてくれ」


 これ以上何かを聞かされても、俺にはどうにも出来ない。



「淳一が好きなの……!」


「わかったって! 俺は李花が好きなんだよ。おまえの気持ちには応えられない。ばあちゃんが何を言ったか知らねーけど、俺には李花がいる」


 ずっと李花がいる。


「藍莉には、隙を見せたりして無防備な部分があったし、俺が悪かった。

 前にユカリさんからも注意されたことがある……でも李花といるって決めてるから……」