「藍莉ごめん……」
藍莉の目から涙がこぼれた。
くそ……本気だ……
「謝らないで……
さっき、淳一が拍手してくれたのが嬉しかった。私、何もわかってなかった。甘えてた。それを教えてくれたんだよね? ありがとう……だから、淳一」
「ごめん、わかったから、もうやめてくれ」
これ以上何かを聞かされても、俺にはどうにも出来ない。
「淳一が好きなの……!」
「わかったって! 俺は李花が好きなんだよ。おまえの気持ちには応えられない。ばあちゃんが何を言ったか知らねーけど、俺には李花がいる」
ずっと李花がいる。
「藍莉には、隙を見せたりして無防備な部分があったし、俺が悪かった。
前にユカリさんからも注意されたことがある……でも李花といるって決めてるから……」



