チラリと顔色を伺うと、スーパー不機嫌そうにギロリと睨み返された。 「まったく、愚息が狙われていたから檻にぶち込んでおけば逃げ出すわ、犯罪者を見逃すわ。ろくな事をしない」 「まったく……ですね?」 声が上擦った。 前回とんでもない発言しちまったからな、また変なこと言って追徴課税とかきたら嫌だし。 ただでさえ、婚約指輪買って貧乏なんだよ。