「佐伯部長!」 披露宴会場を抜け出し、ホールを出ると、ホテルの庭園だ。必死に佐伯部長の後を追いかけた。 「待ってください! なんで、こんなことしたんですかっ!」 佐伯部長の肩を掴む。筋肉質で、俺がずっと頼りにしてきた人だ。 「手を離せ!」 「離しません! 佐伯部長が理由いってくれるまで、ついてきますから!」