エメラルドグリーンの小箱を開いた。
サイズは李花が寝てる時にはかったから間違いないと思うんだけど……
「TIMPANI&Don、の指輪だねー李花が欲しいって言ってたやつをじゅんちゃん覚えてくれてたんだねー」
指輪は李花の細い薬指にするりとはまった。
ダイヤモンドがキラリと光る。
「じゅんちゃん、大好き」
李花がベッドから飛び降りて俺に抱きついてきた。
体全身で李花を受け止めて、そのまま床に転がる。
「李花……」
俺がしっかりしてれば大丈夫だ。李花は何があっても、俺についてきてくれる。
俺は李花を信じてるから……
李花がいてくれるだけで幸せだから……



