「そうよ、長い付き合いなのよ」
「それで、消えたアイツはどうなったんすか?」
「私はてっきり実家に帰ってお父様の秘書をしながら政界入りするものだと思ってたわ。
私なんかとは別れて頑張るつもりなんだと思った。フェンシングで顔は売れていたし、当選は間違いない。
だけど、善太郎は私だけじゃなくて全ての人の前から姿を消したのよ。
お父様は、私が善太郎をどこかにやったんじゃないかと疑っていたみたいだけど、私は善太郎がどこで何をしているか知らなかったし、見当もつかなかった」
「アイツ、何やってたんすか?」
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