魔法使いとサタン〜禁忌だとわかっていても〜(仮)



「ただいま〜…」

家に着いたときには、
ヘトヘトだった。



………心身共に。



「マリナ、お帰り」

「……ん」

弟のケイにあたしは、
素っ気なく返事をした。


「元気ねぇじゃん。どうかした?」

「ケイ、悪いんだけどさ。今夜かわってくれない?あたし、無理」

「ん〜。明日明後日明明後日の、風呂掃除とトレードならいいよ」

「わかった。じゃ、よろしくね」

「…………まじ?俺、半分冗談だったんだけど…」


こんなときに冗談なんか
いらねぇし。 バカ。