魔法使いとサタン〜禁忌だとわかっていても〜(仮)



「うま〜。久しぶりに食った」

「だね」

少しすると、
注文していた料理が
運ばれてきた。





「………マリナ?」

不意に名前を呼ばれ振り返ると、
そこには……。


「か、カイ!?」

カイが、いた。

「マリナ?知り合い?」

「…………誰?コイツ」

カイはケイを睨みながらそう、
聞いてきた。

『コイツ…サタンじゃん。何?サ
タン“なんか”と、知り合い?』

『う、うん…。まぁ…』

『何だよ、歯切れ悪いな。知り合
いかどうか聞いてるだけだろ?』

「マリナ?聞いてる?」

カイの声が低い。

お、怒ってる…?


な、なんで…?