SCHUTZENGEL ~守護天使~

「勇介!」

 ルーインが無意識に声を荒げて駆け寄るが、あまりの突然の終焉に他の一同は呆然とその光景を眺めていた。

「──っう」

 勇介は痛みに顔を歪め、ゆっくりと地面に降ろされながらもデイトリアをじっと見つめる。

「デイ……」

 のぞき込むデイトリアに微笑み、ペンダントを握りしめた。

『これでいい』

『己を犠牲にして人間をまとめたか。馬鹿な事を』

『人間のしたことは人間がやり遂げなければならない。そう言ったデイの言葉がわかったんだ。だから、魔王になってやり遂げようと思った。神がやってしまったら、人間は何もしなくなる。堕落した存在になってしまう、そうだろう?』

 勇介は満足げに笑みを浮かべ、不安な面持ちで覗き込むルーインに目を移す。