といってさっきまで殴りあってた男子が真優に近づいて来た。

「…‥カス」

男子はそう言って真優に手を上げた。

バチンッ

クラスが一気にしーんとなる。

「ま、真優!!」

「真優ちゃん!?」
「真優っ!?」

クラスの友達がみんなびっくりして声をあげる。
真優に飛び付いてきた舞はキッと真優を殴った男子を睨み付ける。

「おい、立てよカス!!」

真優の思考は完全に停止していた…‥が何を思ったか言われるがまま立ち上がった。

「…‥この程度??」

「!?」
「「!?」」

真優は完全に怒り狂っていた。つい挑発してしまった真優。

「ウゼェっ」

バッチーン!!

力いっぱいに殴られた。
真優はぶっ飛ばされてしまった。

「真優っ!!」

舞は涙目で真優に駆け寄った。周りはさすがにヤバイと感じたか真優を殴り付けた男子を押さえ込んだ。

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。

___あぁ、次は確かに…‥国語だよね。

真優は一人そんなことを考えていた。