先生のちょこれいと.

真優は窓を見たまま言う。
「なんで私なんか…‥」


真優はテーブルに肘をつき顔を手にうずくめる。

「言わない」

「…何よ、ばか」




『お待たせいたしました』

店員が食べ物を運んできた。

―オムライスが2つ。


「先生…オムライスだったの??」

「うん」


外は雨が降りだしたようだ。


カチャカチャとスプーンと皿の当たる音が聞こえる。
「なんとなくわかった」

カチャッ…‥。


真優はスプーンの動きを止めて岡田を見る。

岡田は真優を真っ直ぐ見ている。


「真優さんがどれくらい僕が嫌いか…‥わかってきた」

岡田は悲しい顔のくせに微笑む。


「先生…」

真優はどうしたらいいのかわからなかった。


外では相変わらず雨がザーザー降っていた。