先生のちょこれいと.

可愛いの意味を理解できずにいる真優をみてさらに笑う。


「僕はそんな真優さんが好きだよ…‥」

「…‥」


好き…‥。

よくわからない単語。


恋なんてたくさんした。
今までで付き合ったのは1回。
片想いが3回。
どれもぱっとしない恋愛。

高校に入ってからは1回も恋なんてしてない。

告白はすべて断った。


恋愛なんてしょせん遊びのようなものだから。
あったほうが何かにプラスされるだけである。


「私、恋したい訳じゃないんで」

真優は頭を掻く。
窓を見ながら岡田に言う。
「僕だって恋したい訳じゃない」


真優は岡田をちらりと見る。
岡田はメニュー表をパラパラめくって見ていた。


「じゃあなんで…‥」

「恋をしたかった訳じゃない。好きになったのは自然に好きになってた」