ピンポーン―…‥。


杉山は20分後に来た。

「お邪魔します」

「固くなることないよ!!」


真優は笑ってリビングへ通した。


「なんか飲む!?ココアあるよ」

「こ…ココア??」


杉山の表情が曇った。

___ヤバッココア嫌い!?

「ごめん、苦手だった!?」

「いや…大丈夫ですよ」


真優はホッと胸を撫で下ろす。

真優はココアを作り差し出す。

「岡田先生と一緒」

「え??」


「昨日、先輩の事心配で先輩ん部屋に行ったら真優先輩おぶった岡田先生とばったり会って…」

「!?」


そんなことがあったのか。真優はそんな顔をした。

「岡田先生、家に入れてくれたんすよ…‥。その時出してくれたのがココア」