―次の日―

今日は土曜日だった。
真優は昨日の事が頭から離れなくてまったく寝れなかった。


___大丈夫かなぁ。

てぃらりーん♪

真優のケータイが鳴る。


「あっ杉山くん」

杉山からの電話だった。


「もしもし」

『あっ先輩!!杉山です』

「あぁ…‥おはよう!!どうしたの??」


「先輩、遊びません!?」

「えっ」


真優は杉山の話しにかなりびっくりした顔をした。

「いいよ、別に」

「やったー!!」


杉山の無邪気に笑う声が受話器越しに聞こえる。

真優は杉山のそういうところが好きだ。


「真優先輩んとこ行きたい」
「何もないよ??」

「お菓子とかゲーム持ってきます」


そういって杉山は電話を切った。

真優は早速部屋のかたずけを始めた。
杉山は素直で優しい。
真優はそんな杉山が後輩として大好きだ。


昨日の岡田のこともあったし気晴らしになるだろうと考えた。