―次の日―


「ねぇ真優〜」

舞は机に寝伏せている真優にツンツンする。

「岡ぴょんとこ行こー」

朝から昼休みの今までずっとこんな感じ。


「やだ」

「真優〜けち〜」


真優は当然岡田には合わせる顔がなかった。

「こうなったらムリにでも!!」

「!?」


真優は舞に背中をベシッと叩かれて腕をむりくり引っ張った。

「ちょっと舞ィ〜…‥」


舞は真優を引っ張り学校の廊下をむりくり歩かせた。

「あっ!!いた」

「〜…‥」


相変わらず岡田は女子に囲まれていた。

「岡田先生〜!!」

舞は真優の腕をつかんだまま猛ダッシュ。


「岡田先生こんにちわ!!」

「こんにちわ。中田さん、高橋さん」

岡田は女子に囲まれていつもまんざらな顔をする。


しかし今日はさらに完ぺきやつれた顔をしている。


「すいません、次の授業の準備をするので」