俺はあの日、俺の中の理性がすべて崩れた。

目の前で泣く真優。


あの数日前の教室での事件だ。


なんとなく真優が甘えてるように見えた。

もし、俺がここで抱きしめてなぐさめるのは…‥。


...罪??




「あぁ…俺バカバカ」

「ぶっははっ!!岡田、アンタがそんなになるなんて珍しいわね!!」

「か、梶野…‥」

唯一、岡田の事を恋愛対象として見ていないのが梶野だ。

梶野は岡田にコーヒーを持っていって渡す。

「何さ??珍しいわね」

「いろいろあるんだ」


すると梶野はそっと岡田の耳に口を近づける。


「また真優??」


___!?


ガバッ

岡田は勢いよく立ち上がる。

「図星か!!」

職員室の職員が岡田を見る。

「何の話すか??」

職員の神谷が話にのる。

梶野はにやけて神谷に近づきわざとらしく「実はァ」という。


「やぁ!!なんでもないです」

岡田は梶野にチョップを入れる。
そしてニコッと神谷にすごいスマイル笑顔を向ける。