学校に着き自分の教室に向かう途中、廊下に女子の集団の輪がみえた。
「あぁ!!あれじゃん、岡田先生じゃね!?」
「またか…」
舞は跳び跳ねて女子の集団の輪の中に入っていく。
真優は呆れて小さくため息をする。女子の集団は珍しいことではない。毎日、よくみる光景である。
集団の原因は、女子に囲まれてる岡田先生。
岡田先生とは岡田孝介。確か、23歳でこの学校では一番若い。剣道部顧問で、国語担当で…真優のクラスの副担任。


「ちょっとぉ舞。私、先に行っちゃうよ??」
「あ、いいよー」




___岡田先生のどこがいいのかなぁ…
確かに岡田は顔立ちもよく眼鏡なところもクールに見える。しかし真優は納得行かない。
___だけどあの笑顔…裏がありそう…
そう思いながら教室へ向かう。