「ははっ。陸斗ー、全然当たってないぞー」
先輩はあらかじめ作っておいたらしい、たくさんの雪の塊をほぼ俺に命中させるという凄技をフルで発揮していた。
なんかちょ……俺、ガクブルなんだぜ……っ。さぶッッ、さぶいっっっ。
「……一回休憩しよっか」
先輩はそう言うと屋根のある、ベンチの下に俺を連れて行ってくれた。ガクブルガクブル……。
「ほっぺ、紅くなっちゃったね」
先輩はくすりと笑うと「くっついた方が暖かくない?」とかいって、ギュッてね、ギュッッて俺の肩を引き寄せてくれたんだっ。
ーーー女子のみなさーん。
俺ね、言い忘れてたんだけどさっ、いや、なんかもー雰囲気とかからも、分かっちゃうと思うけどさ。
春樹先輩はめっっっちゃイケメソでございます!!!イケ様です。
さらに、イケメンボイス!!とっても甘いんだっ。男の俺でもドキがムネムネしちゃうくらいイケメンなんだ!!やぶぁすっ!!!
そんな先輩が「くっついた方が暖かくない?」と か ね!!!←
ほら、男子諸君。見習いたまえ!!!こうやって、さりげない感じがGJなんですね、分かります分かります。
俺は一人、頭の中でイケメソすぐる先輩の行動を噛みしめていると、隣ではぁーっと手に息を吹き掛けている先輩に気づきました。……あれ、先輩手袋してないんだぜ……?
「せ、先輩。手袋しないんですか……?」
「あ、おうっ。家に忘れてきちゃったみたいな……?」
「本当さっぶいよなぁ」って言う先輩の手は本当に寒そうで。
え゛、じゃあさっきまで手袋しないで雪投げてたの?なんて、今更気づいちゃったりして。
てか、「手袋しないんですか?」って俺おかしくね??自分は先輩の手袋してるんだぜ??俺、どんだけ馬鹿なの!!?うわんんん!!!
「春樹先輩ッッ……!!もしかして、てか俺に手袋貸してくれたから……」
あぁもう優しすぎる紳士すぎる……。俺が先輩を見上げると、白い息を吐いた先輩が「なーに、うるうるしてんのー」なんて言って俺の頭を撫でてくれた。
「せ、先輩!!?て、手を借ります!!!」
「ん、なに。え…ちょっ、」
俺は自分の手袋を外すと先輩の冷たい手を握る。うおっ、本当冷たいッッ……。赤くなっちゃってるじゃん。
俺は先輩の手と俺の手を、握りしめながら「はぁはぁ」って息を吹きかけた。
「ははっ。温かいよ…?」
……先輩が笑ってる。
俺はなんか無性に嬉しくなった。
「ーーなぁ、お前彼女いるの?」
突然振られた質問に俺は吐きかけている息を止め、先輩と視線を交わせる。息を吹きかけるという単純作業にさえ、少々息が上がっている俺。
い、今カッコ悪いって思ったヤツは外周な!!!素直に出て来なさい。
ああん?
も、もちろん俺とだよ!!!俺と体力を付けながら友情を育もうつってんの。
言わせんな馬鹿、恥ずかしいっっ!!
え、そんで先輩は今、何とおっしゃりましたっけ??ん、彼女……??
「いや、いないっスけど……ww
だってなんかみんな、俺のこと可愛い系とか言ってからかうし」
「可愛いなんて言われて喜ぶ男、いないだろふつー」ブツブツと愚痴を溢す俺に、先輩は目を細めて微笑んでいる。
先輩はあらかじめ作っておいたらしい、たくさんの雪の塊をほぼ俺に命中させるという凄技をフルで発揮していた。
なんかちょ……俺、ガクブルなんだぜ……っ。さぶッッ、さぶいっっっ。
「……一回休憩しよっか」
先輩はそう言うと屋根のある、ベンチの下に俺を連れて行ってくれた。ガクブルガクブル……。
「ほっぺ、紅くなっちゃったね」
先輩はくすりと笑うと「くっついた方が暖かくない?」とかいって、ギュッてね、ギュッッて俺の肩を引き寄せてくれたんだっ。
ーーー女子のみなさーん。
俺ね、言い忘れてたんだけどさっ、いや、なんかもー雰囲気とかからも、分かっちゃうと思うけどさ。
春樹先輩はめっっっちゃイケメソでございます!!!イケ様です。
さらに、イケメンボイス!!とっても甘いんだっ。男の俺でもドキがムネムネしちゃうくらいイケメンなんだ!!やぶぁすっ!!!
そんな先輩が「くっついた方が暖かくない?」と か ね!!!←
ほら、男子諸君。見習いたまえ!!!こうやって、さりげない感じがGJなんですね、分かります分かります。
俺は一人、頭の中でイケメソすぐる先輩の行動を噛みしめていると、隣ではぁーっと手に息を吹き掛けている先輩に気づきました。……あれ、先輩手袋してないんだぜ……?
「せ、先輩。手袋しないんですか……?」
「あ、おうっ。家に忘れてきちゃったみたいな……?」
「本当さっぶいよなぁ」って言う先輩の手は本当に寒そうで。
え゛、じゃあさっきまで手袋しないで雪投げてたの?なんて、今更気づいちゃったりして。
てか、「手袋しないんですか?」って俺おかしくね??自分は先輩の手袋してるんだぜ??俺、どんだけ馬鹿なの!!?うわんんん!!!
「春樹先輩ッッ……!!もしかして、てか俺に手袋貸してくれたから……」
あぁもう優しすぎる紳士すぎる……。俺が先輩を見上げると、白い息を吐いた先輩が「なーに、うるうるしてんのー」なんて言って俺の頭を撫でてくれた。
「せ、先輩!!?て、手を借ります!!!」
「ん、なに。え…ちょっ、」
俺は自分の手袋を外すと先輩の冷たい手を握る。うおっ、本当冷たいッッ……。赤くなっちゃってるじゃん。
俺は先輩の手と俺の手を、握りしめながら「はぁはぁ」って息を吹きかけた。
「ははっ。温かいよ…?」
……先輩が笑ってる。
俺はなんか無性に嬉しくなった。
「ーーなぁ、お前彼女いるの?」
突然振られた質問に俺は吐きかけている息を止め、先輩と視線を交わせる。息を吹きかけるという単純作業にさえ、少々息が上がっている俺。
い、今カッコ悪いって思ったヤツは外周な!!!素直に出て来なさい。
ああん?
も、もちろん俺とだよ!!!俺と体力を付けながら友情を育もうつってんの。
言わせんな馬鹿、恥ずかしいっっ!!
え、そんで先輩は今、何とおっしゃりましたっけ??ん、彼女……??
「いや、いないっスけど……ww
だってなんかみんな、俺のこと可愛い系とか言ってからかうし」
「可愛いなんて言われて喜ぶ男、いないだろふつー」ブツブツと愚痴を溢す俺に、先輩は目を細めて微笑んでいる。

