「あぁ、笑わんばってこっちでは使わないのか。
笑わんばってね、笑わなきゃ損。って感じかな。」
川瀬は不思議がる心矢に言った。
「そうなんだぁ。笑わんば、笑わんば、笑わんば、笑わんば、笑わんば…」
そう言うと、心矢は笑わんばが気に入ったのか笑わんばを連呼した。

いつの間にか繋いでいた手を振り、まるで親子のように見えた。
楽しそうに、嬉しそうな笑顔の二人がいた。

「よしっ!着いた。」
ようやくスーパーに到着した。
そこで二人は一緒にハンバーグの材料を買って帰った。