人を何時間も待ってたからもう辺りは暗い。
「(火、でろー
…できればめっちゃ辺り見渡せる明るいヤツ)」
そう念じる(思う)と私の頭の左上くらいに火が燃え上がる。
人魂みたいだ。こえぇぇ!!
…まぁこれで周りは見れるし、いっか
「でも、なぁ…」
野生の動物がいたら危険、だよね。
光りに気付いて集まってくるかもしれないし、こーんなファンタジーな世界の動物なんて、得体がしれない。
「まぁ…なんとかなるかな」
魔法だって使えるみたいだし、私の運動神経も悪くない。むしろ良い!!ふははっ
そんな事を考えながらザクザクと草を踏み締めながら進んでいく。
(ああ――――…
――少し…少しだけ、元の世界に戻りたいな、なんて
暗い考え。
自分らしくもない)
…アイス食べたくなったから戻りたくなっただけですけどね!!

