「ご飯作ったよ。」
「さんきゅ」
私は机に、持って帰ってきた健康カードとはんこを並べた。
「これあと一週間で終わらせなきゃいけなくて...」
「そうなの?手伝う?」
「ううん!平気、啓太ゆっくりしてて?」



振り返って笑いかけた。
「あゆ、またきれいになった」
「何言ってるのぉ?おばさんになったでしょ?」
「あゆ」



啓太は私の体を後ろから包み込んだ。
「啓太?どうし...んんっ」
いきなりキスをしてきた。
角度を変えて、どんどん深くなる。
「んっ...ふぅ...」



啓太の手が服の中に滑り込んでくる。
ピクっと反応する私の体。
「久しぶりだね、あゆ」
息が乱れて返事することも抵抗することもできない。



「はぁ……っ…んん」
何も言えずに。
ほんとの気持ちも
不安も不満も何もかもしまいこんで



気持ちはどこかにおいたまま…
ただ啓太に抱かれた。