もうキミの手を離さない


~小雪バージョン~

先生から、許可をとってもらって、私と小夏で、海里君の病室にいった。

病室に入ると、海里君が、ベットに寝ていた。

「海・・・里・・・」

そんな海里君を見て小夏が悲しそうな声で言った。

「う・・・ぐ・・・私のせいで・・・」

小夏の方を見たら、小夏が泣いていた。

私は、あまりにも悲しかったから、

「小夏、一回外にでよ?」

といって、外に出た。

「う・・ぐ・・私のせいで・・海・・里・・あんなことに・・なっちゃった・・」

小夏は、泣きながら、このようなことを、何回も何回も、私に言ってきた。

「大丈夫だよ。小夏。海里君は、必ず、元気になるよ」

私は、一生懸命になぐさめるけど、小夏は、

「でも、海里が、死んじゃったら・・・どうしよう・・・」

「だから、海里君は、そんなことでは、死なないよ。必ず元気になるから」

そんなことを、いいながら、

私たちは、何日も、海里君の病室に行った。