ひたすら自転車をこいだ…。香澄の元へ急いだ。




『早く会いたい……』






ただ、それだけだった…。



久しぶりに会える…。どんな理由でも、香澄に会う事ができるんだから…。




あれから、ずっとずっと…香澄の事が心配だった。



あんな別れ方したから、すごく気になっていた…。



『早く…早く会いたいよ…香澄ちゃん…香澄ちゃん………』