――… 一方、寒さの残る帰り道…テツは、香澄の気持ちと言葉に複雑な思いだった…。



『香澄ちゃんはなんで…好きなのに、ゴメンなんて言うんだろう…?今まで通り……なんて言うんだろう…?』



香澄の気持ちとテツの気持ちが同じなのに…すれ違う……。



ストレートに気持ちを伝えたテツ……。



心に闇を抱え、自分の気持ちに苦しむ香澄……。



この二人の関係が変わったのは、数日経った3月下旬の事だった……。