テツは聖斗に缶ビールを差し出した…。


「サンキュ!……テツ。お前さんはさぁ、香澄ちゃんの事どう思ってるのさ?」



「うーん…ほっとけない娘かなぁ…!?見ていて飽きないし、たまに見せる少し淋しげな顔が……」


「…テツ。それって香澄ちゃんの事好きなんじゃんか…」



「それが…正直わからないんだよ。そういう感情って。…確かに嫌いじゃないよっ!?」



「そんじゃあ、例えば…香澄ちゃんが泣きながらTELしてきて、会いたいって言ってたら…?」




「きっと…用事がなければ、行くと思うけど…?」