「私…人が嫌いなんだ…。私は両親を亡くしてから、すぐに親戚中にタライ回しにされてね…私病弱だから、嫌がられて…信じられなくなってしまったのね…。結局、綾女ちゃん…うちの姉なんだけど、二人きりで暮らしてたんだ」



「そうだったんだ…」

テツは、静かな口調で答えた。


「だから、私が信じられるのは…綾女ちゃんと幼馴染みの恵ちゃんだけだったんだ…二人共、ずっと側に居てくれるって信じてたの…確信はないのに…。でも、綾女ちゃんに好きな人ができて…今度結婚するのね…」




「…嬉しくないの?それとも素直に喜んであげれないの…?」