教会の入口近くに、綾女と香恋、亜澄がいた。




「あっ、お兄ちゃんだっ♪」



香恋がテツに気づき、走ってきた…。







勢い良く抱きつく香恋を、無意識に抱きかかえた。





「香恋ちゃん。元気だなぁ〜」






後からゆっくりと、亜澄と手をつないで、綾女がきた。







「テツくん。今、いいかなぁ?」




優しい眼差しで、綾女はテツを見つめた。