「…なんだ…誰かいるんか……」



そうつぶやき、カウンターに荷物を乗せた途端……






――ドンッ…ガシャガシャ…ガタガタッ!!


「キャァァァ〜…!」





準備室から、ものすごい大きな音と声がした……。





驚いたテツは、準備室のドアを開けた。



――…ガシャッ……―





テツの目に映ったのは、大量のホコリのけむりと倒れた椅子と散乱した本と……ひっくり返った1人の女の子だった…。