気まずいというか、息の詰まりそうな時間だった。




「いつまでたっても……成仏できないよ、私。このままじゃ…生まれ変われないじゃない……」




カスミは悲しい笑顔で言った。



泣き顔を見せたくなかったんだろう……。涙をこらえるカスミがいた。



カスミは、さらに言葉を続けた……。




「最初はね、テツに病気を隠して別れた事とテツに黙って、香恋と亜澄を産んだ事を謝る為に戻って来たんだ…。そんで、できたら、香恋と亜澄に会えたらいいな…って気持ちでいた……」