店に着き、座敷に4人で上がった…。



香澄はテツの隣に座った。




向かいでは…聖斗と恵子が盛り上がっていた。






すると…香澄が話し掛けてきた。



「中学の時…私一度だけ、テツくんと話した事……あるよ」




テツは、少し驚いた。


「そうなの…?」




「うん…。テツくんと同じ…図書委員でね…」



ゆっくり…その時の事を思い出していた……。





――遠い…記憶を――……