「俺は、今のテツには…カスミちゃんは必要だと思うよ…」



意外な聖斗の答えに、テツは驚いた…。


「えっ…どうして…!?」


聖斗はメールを送り、コーヒーを飲み干して…。


「カスミちゃんは今のテツにとって…どんな存在だ?」



「…すごくほうっておけない…」



「それだけカスミちゃんが、テツの心の中にいるんだよ…恵子がどう言おうが、俺は…テツの味方だ!」



聖斗はテツを真顔で見た。



聖斗が時々熱くなる性格は、テツの良き支えになっていた…。