この時…聖斗達は、香澄を失ったテツの悲しみの深さを改めて知った…。




「…恵ちゃん。ちょっと、香恋と亜澄の事…頼むわ…」




「う…うん……」



綾女が恵子に小声で頼んだ。





「テツくん…ちょっといいかしら…?」



「はい……」


綾女は、テツを呼んだ。


「恵ちゃん、みんなで喫茶店でも行ってて…後でTELするから…」




そう言い残し、綾女とテツは歩いて行ってしまった。