「恵子も関係ある事なんだよ…。上がるぞ」

聖斗と恵子は、テツの部屋に上がった…。



テツは顔を伏せて言った…。




「……2人共、知ってるだろっ?香澄と別れて、この数ヶ月気分が悪いんだ…」


恵子は言いづらそうに口を開いた。




「テツ君…。実はその…今日は香澄の事で来たの…」



テツは、さらに愚痴るように言った。



「…今さら何?…大体から、好きなのに別れるってなんだよ…。意味わかんないよ…」