テツは少し違和感を感じていた…。


香澄はいつもなら、店の中まで来るのだ。
今日に限って何故か外にいるなんて…。





外に出ると、香澄がいた…。
しかし香澄はテツ気付いていないようだった。



「香澄…!」




テツ声に少しビクッと反応した。



そんな香澄の姿にやはり、違和感を感じた。



「……テツ…」


香澄はいつもの無邪気な笑顔ではなかった…。
どちらかというと…真顔っぽい。


「今日は、中にこなかったじゃん…どうしたっ!?」


テツは少しおかしな空気を感じつつ、いつものように振舞った。