私はハッピー睡眠タイムを迎えることができないのか…!
そう思うと気分は下がって、おいしかったはずのたまご焼きの味がわからなくなった。
やると決めたら必ずやる優花。
つまり放課後合コンに行くという運命は変えられないのだ。
「…覚悟を決めなくては…」
「ん?」
「いやっなんでもないっす!」
なぜか優花がルンルンしてるように見えるのは気のせいだろうか!
「優花さん!」
「なに?」
「楽しみ?」
「うん!」
そんな張り切って答えるほど楽しみですか!
呆気にとられながら優花を見つめる。
しばらく楽しそうにしているのを見ていると、ちょっと、ほんのちょっとだけ楽しみが移ってしまった私なのでした。