〝今日は 織り姫と彦星が逢える日なんだよ だから2人が逢えるように祈ろうね″























心地良い風にあたりながら机に頬杖をつき窓の外をぼーっと見る。

今の時間は… 何だったっけ?
ああ… 確か担任のハゲ男だったっけ



転校してきてから日がたち、明日からいよいよ学生の楽しみにしている夏休み



友達も出来た
けど… あまり馴染めなかった…


なんてゆーか…
やっぱり あるじゃん?

2年生にもなるとグループが 出来上がってるってこと



そんなんで 疎外感っつーか…
まあ 感じてる訳です
いい子達ばっかりなんだけどなー

難しいっす…




「ねえねえ 須賀さん」


「ふへっ?」



いきなり名前を呼ばれたもんだから 変な言葉を出してしまった。


ハズ……

って もう授業終わってるしっ
いつの間に?!



「ふふ 須賀さんってばおもしろーい 」

「あっははは… それよりどうしたの?」



ふんわり笑うクラスメートの怜沢(れいざわ)さんに少し顔を赤くさせながら聞く。




「あっ あのね 今度お祭りがあるんだけどもし良かったら一緒に行かない?」