ーキキー


「ヤッベー!!うち天才!」


人生初のテストが帰って来た。


すげえ。

うち全教科20点!!


「キキ~何点だったの?」


「ユメノ~びっくりするなよ?じゃじゃああん~」



「キキにしたら凄いね♪
ギリギリセーフだけど~」


何その上から目線…



「ユメノは何点なんだよ…」


「私25点~」


「変わらないじゃんか!
でも赤点じゃないならやったあ♪」




「お前等さ、低レベルだろ…。バカ。アホ。」

ムッカー

清々しい顔しやがって!

「なんだよ!糞陸!どーせお前赤点だろ。」



「バカ言え!全部100点だ!!余裕だろ。なんだ20点って…プハハハ」



「くっ…この野郎!
バカにすんな!ハゲ!」


「わっ!テメっひっかくな!糞犬!」


「いたっ!ユメノ!彼氏だろ!暴力したんだけど!」



「ハイハイ。辞めろ。」



愛斗が呆れながら止める。


ユメノも今じゃこんな喧嘩はほっといてる。



「キキよく頑張った。
ヨシヨシ~」



頑張ったんだもんね~だ。