叫び声が食堂に響き渡った。



ザザッと皆うちを見る。


「ククっ…チビうるせぇよ…」



「こ…恋って…うちが遊星を好き?」



「好きなんだよ。
愛斗くんにドキドキする?」


「別に。愛斗なんかにドキドキするわけないじゃん!」



「そんな否定しなくても…僕ショック…。」



「遊星さんにだけドキドキするんでしょ?
チクチクしたりムカツクのは嫉妬だよ。」



「し…嫉妬。」



うちは遊星が好きなのか?



いや…ないでしょ。



だって心は誰にもやんないんだから。



好きになんてなるわけない。



そんな感情うちにはない。