「あのですね?組長。
俺とキキは学校じゃいとこになってるんすよ。
で、キキは俺ん家に世話になってるって事になってるんです。」



愛斗が助手席で
説明してきた。


そーゆう事か…。



「あの~キキの彼氏ってヤクザ?」


ギクッ。



するどい女だ。



「あのな、ユメノ。
キキの親友なんだよな?」


「はい!親友♪」


コイツの目は真っ直ぐしてる。


まぁ言ってもいいか。



「親友だったら今から言うこと絶対誰にも言うな。

言ったら、キキも愛斗も
学校には居られなくなる。」



「ユメノ、陸にも関わるから。」


「うん。わかった。
キキ言わないよ。」



「キキはな、まぁ訳あって俺が預かってる。
だから、俺は飼い主だな。」


「飼い主…」



「で、俺も愛斗も陸も
ユメノの言うとうりの人間。愛斗はキキのボディーガードみてえなもんで、年偽ってる。」



「へ?」



「俺20さい。」



「え?みえな~い!」



「っつうだから、
キキも愛斗も陸も訳ありなんだ」


「ふ~ん。まっ気にしないからい~や~。」



「ユメノ…お前わかってないだろ…」



「キキいいなあ~
あんなイケメンと同居~
ねえ、どこまでいったの?」



「は?何もしてないし…」



コイツ…アホだ。



まぁアホだから、他に言う心配はないだろう。



普通は俺らの職種聞いて
びびんのに…