ヤクザのオッサン

「チビ、遊星とやった?」



「なんだよ…いきなり。」


「だって遊星だぜ?
何もねーわけねーだろ。」


「無いよ別に…」



「アイツがヤらないとかまずないだろ。性欲の塊だからな。昔から。」



「昔から…?てゅうかさ陸だけ遊星って呼ぶよね?」


「遊星と兄弟だし。血は繋がってないけど…。紙の上では兄弟なんだ」



「兄弟…!?紙の上ではって?」




「遊星は親父が養子にもらったんだよ。俺が産まれる前に。」


養子…。

遊星も親が居ない?




「あ…この事、秘密だぞ!
遊星にバレたら殺られる。」



遊星の事ちょっと知れた。



他人に興味とかないけど…



遊星の事は知りたいとか思う。



「こらあ!キキ!タバコ吸うな!」



げっ…ウザイの来た。



「陸がくれたもん。」



「テメェ!キキには吸わせんなって言ってんだろ~」


「別にいいじゃ~ん~
遊星にバレなきゃ…」


珍しく陸が見方だ。




「愛斗だっていけない事してたじゃん…」



「あれは…。高校生ライフだ。うん…」



どいつもコイツも変態ばっかだ。