「キキ~着いたよ~」


「へ~い。」


今日は事務所にいく日。



「キキ~足治ったんか?」


「てっちゃん~!治ったよぉ~!」


これで陸にも仕返しできる。



って思ったけど居ないみたいだ。



「遊星~ただいまぁ~」


遊星メガネ…


ドキっ。


は?ドキって何なの!


「何赤い顔してんだ?」



「は?し、してねえし…
きょ…今日は陸いないの?」



「陸は学校だ。」



「学校!?陸が学生…
似合わね~」


「キキも行くんだぞ。
明日から。」



「は?ちょっと待て!
学校なんて行かねーし。
だいたい誰が金払うんだよ。」



「金は心配すんなっ
お前も社会勉強しねーとな~」



「いや、うち若葉園戻るし…学校なんてだるいし…」



「戻る?お前は俺のペットだろ。ご主人様の言うことは絶対!お前は俺の所に住むんだよ~」



な、なんて強引…


でも…なんか嬉しい。



此処にいれるんだな。




「わかった…よ…」



「よ~し。いい子だ。
決まったら、陸とおんなじ学校行くんだ。で念のため愛斗も行かせる。」



「愛斗も?無理でしょ~」



「失礼な奴だな~
俺、制服似合うんだぜ?」



……ん~
想像したけど…ヒゲが…




「てゅかそんな簡単に入れんの?」



「俺にまかせときゃいい。」


ふ~ん。



なんかよくわかんないけど…




高校生になるらしい…