ヤクザのオッサン

実家に向かった。


「ただいま~。」


「ゆう~!お帰り!」


ちょっとでっかくなった
コウタ。



「ゆう!キキ帰っちゃうのか?」



「あぁ。キキは俺と住むんだ。」




「オレ、キキと毎日一緒に寝たし、風呂も入ったんだぞ~!」



ふ…風呂。



あの糞犬…


俺と滅多にはいねえくせに…




「コウタキキは俺のだかんな。」



「ちいせえ男だな~」



なっ!ななな…



コウタの口が悪くなってる。




キキのせいだな。



「で、ききは?」



「チビなら、バイトだぞ。」



なんか落ち着いた陸。


そいやデザインの勉強してるらしいな。



洋服好きだかんな…



「つかバイトって?」


「特に夢があるわけじゃないし、バイトしながら遊星待つって言って、ショップでバイトしてる。ユメノと」



ショップ…




「安心しろ。
女だらけの職場だ。
早く迎えにいけよ。」