夏休みっつうのは
本当にあっという間で…


またいつもの生活に戻った。



それにしても、旅行は人生最高に楽しくて、


夏休みはいろんな意味で
パワーアップしたと思う。




そんなある日の昼休み。


「ねぇユメノ、会長に会ったことある?」



「うん。
陸ん家よく行くから。
それがどうかしたああ?」


「会長ってどんな人?」



「ん~一言で言えば…
イケメン!そして若い!」


一言じゃないし…


参考にならないじゃん。


「今日さ、うち会長の家に行くんだよね…

若干緊張と言うか~
やっぱり彼氏の親だし…」
会長って半端なく恐いって愛斗も言ってたし、
さすがのうちもこの口調じゃ不味いかなあって…

「アハハっ!!キキも緊張とかするんだあ…可愛い~」



「か…可愛い言うな!
つかさ、笑うな!」



「ハイハイ。
私も最初は行くときガチガチだったけどさ、行ったら
本当にイケメンだし、優しいの~陸ママも優しいし、居心地いいよ?」



「優しいのか~良かった。」



「孝文さんキキタイプだから安心しろ~」



「愛斗!寝てたんじゃないの?」


保健室にいたはずの
愛斗がいつの間にか居る。


「寝てた?抱いてた?」


エロ愛斗…



女子高生に手出しまくるんじゃないよ…



馬鹿者…



とりあえず今日は愛川の家に向かいます。